Univers S. ~本物の洋食屋さん

比較的簡単にできて、家庭でもよくある献立の一つ“洋食”。

そんな洋食を元フレンチのシェフが本気で提供する「Univers S.」さん。

オーナーシェフの今平慎太郎さんの世界観が形となった本物の洋食屋さんです。

フレンチシェフ → 洋食屋さん

「Univers S.」は琴似駅5番出口から徒歩すぐのところに、控えめな小さな看板を掲げて営業をしています。

昔から日本人に愛されている“洋食”を楽しめるお店です。

 

しかし、オーナー兼シェフの今平さんはフランス料理の道を究めたフレンチシェフ!!

出身である旭川や札幌市内のホテルや結婚式場で腕を磨き、道内の多くの料理人を束ねてこられました。

 

そして、2014年の札幌国際芸術祭。

「河原シンスケ」という数々の有名ブランドとのコラボでも知られるアーティストの方とコラボを果たした今平さん。

河原氏は、自身のイメージを瞬時に理解し料理で表現をした今平さんの技術に感動し、

東京で新しくプロデュースするレストラン「usagi tokyo」のコンサルティングを今平さんにお願いしました。

今平さんは5年以内に札幌にレストランを作ることを条件に上京。

2017年にオープンした「usagi tokyo」は著名人も多く訪れる人気レストランとなりました。

 

そんな華麗な経歴をもつ今平さんは「usagi tokyo」のオープンから2年後に札幌で自分のお店をオープンすることを決意。

「自分が年をとった時、こんなお店があればいいな」という想いを胸に、

年に数えるほどしか食べることのないフレンチではなく、毎日でも食べたいと思う“洋食”を出すことにしました。

 

とはいえ、調理が簡単になるわけではありません。

洋食はシンプルだからこそ、その丁寧さが顕著に表れる料理です。

 

今平さん自慢の「自家製デミグラスソース」が、その代表格。

デミグラスソースですが、たっぷりの野菜をベースに、味に深みを出すため動物性食材を少しだけプラス。

そして、煮込むこと1ヵ月以上…。

よくあるぼってりとした質感とは次元の違う、野菜の甘みや旨味を感じるソースが出来上がります。

そんなデミグラスソースがかかったポークカツレツやハンバーグ…

美味しいに決まっています!!

 

「Univers S.」さんで食べるすべてのお料理は、このように良質な素材と多くの時間を惜しみなく使って作られた上質な洋食なんです。

お店には他にも多くのこだわりが詰まっています…..

見えないところにお金をかける

最近のお店は“インスタ映え”や“外観・内装の美しさ”にばかり力を入れているように感じます。うちはそれとは逆で、見えないところにお金をかけたかったんです

と話す今平さん。

 

中でも

①お客様の口に入る物

②食材・調味料

の2つには最大限の配慮をしているといいます。

 

お客様の口に入る物

「Univers S.」さんの店内はとてもシンプルなつくりです。

シンプルな机にシンプルなテーブル。

卓上のナフキン入れはよく見ると配管のパーツを切断したものでした。

 

グラスやカトラリーをはじめとするお客様の口に入るものにはとことん良い物を使いたいんです

 

その言葉の通り、入店して一番初めにでてくるお冷は日本人の職人による手づくりのグラスに入っています。

手づくりなのでどれも少しずつ形が違うんだそう。

口当たりが柔らかで、お水がすっと口の中に入りこんできます。

 

「日本人がつくる物って凄いんだ」と自然と気づけるようなものを使ってお店をつくる今平さん。

器や箸置きに至るまで日本人の手でつくられた高品質のものを用意しています。

 

食材・調味料

今平さんは“食材選び”にもとても気を遣っています。

これはメニューの一番後ろのページ。

タイトルには「敬愛すべき生産者たち」という文字があります。

 

この人たちがいないと僕は何もできないし、自分はこの人たちがつくってくれた食材を人に美味しく食べてもらうためのお手伝いさんでしかないんです。

と話す今平さん。

遺伝子組み換えなどの安心して食べられない食材が増え続ける日本で、誠実に元気でおいしい食材をつくり続けている生産者さんはどんどん少なくなっています。

それらの食材の美味しさを最大限に引き出すシンプルな料理をつくることが自分の使命のようにお話しされていました。

 

そんな背景もあり、食材はひとつひとつお取り寄せ

それに掛かる経費は膨大なものらしく….

「送料だけで普通のお店の1日の食材費が賄えちゃうくらいだよ(笑)」

と笑う今平さんを前に、私は頭の中に“?”がたくさん発生していました….

 

以前ランチにお邪魔した際、編集部の新谷は「シーフードカレー」を頂きました。

その中に入っていたシーフードはこちらが申し訳なくなるような質と量!

エビ、ホタテ、カキ…と、ごろっとしたシーフードが、ソースポッドの中から次々と現れるので

「どんどん出てくるね。」

「こんなにいいんですかね。」

「おっきい!」

「え、まだ入ってるんですか?」

と、こんな調子で終始2人で驚きを隠せずにいました。

その上こんなお話を伺うと、更に「このお値段でいいの…?」という気持ちが増してしまいます…

 

「Univers S.」さんのメニューは日常使いのランチに比べると割高かもしれません。

しかし、その値段以上の美味しさが一皿一皿につまっているように思いました。

それは食材もしかり、調味料もしかり、食器もしかり。

 

見えないところに今平さんの生産者とお客様を想う愛情が込められているのです。

大切にしたいお客様

店内に飾られている河原シンスケ氏の作品

 

「子連れのお母さんにすごく優しくて、とても親切にしてくださる格好良いシェフなんです~!」

「BUZZ CAFE」さんの取材の際に「Univers S.」さんのご紹介をうけたとき、店主の平井さんはこのようにお話してくださいました。

 

“お母さん”達は自分自身が一番おいしい物を食べれていないと今平さんは考えます。

普段は自分が料理を作っているお母さんにこそ、外食するときぐらいはゆっくり美味しい料理を楽しんで欲しい。

そんな想いから、店内では子連れのお母さんが最優先されます。

泣いているお子さんがいても、笑顔で対応してくれるんだそうです。

外出のときには、何かと周りに気をかけることの多いお母さん方も、安心して食べにくることができますね♪

 

特別なつながりがない限り、取材の依頼はお断りしているというのも、常連さんを大事にする想いから。

(今回の取材は特別に許可をいただきました)

お店を繁盛させることの重要度は低く、自分の料理を気に入って食べに来てくれるお客様を大切にすることが今平さんにとって重要な点なのだと感じました。

 

「Univers S.」さんの紹介では他にお伝えしたいことが多く、料理についての感想は詳しく書きませんでした。

今平さんのつくる料理が“どのように美味しいのか”は述べておりませんが、“なぜ美味しいのか”は伝えられたかと思います。

肝心のおいしさ・味については、ぜひお店まで足を運んで実際に確かめてみてください(^^)

 

ランチ・デザート・ディナー、とそれぞれ違う魅力をもつ「Univers S.」さん。

実は、ディナーは単品で注文するスタイル!

他の外食と同じぐらいの気軽さで楽しめます♪

日常のあらゆるシーンにフィットして、どんな方とでもゆったりと楽しい時間を過ごせるお店です。

少し贅沢したい日にはぜひ食べに行ってみてください(^^)

今平さんからのメッセージ

たくさんの食材が取れる時が旬になった今だからこそ、是非Univers Sで今の旬をお楽しみください。

Univers S. オーナー

今平 慎太郎

 

インフォメーション

住所

札幌市西区二十四軒4条5丁目10-18 ライオンズステーションプラザ琴似 1F

駐車場

1台

営業時間

11:00-21:00

(ラストオーダー 21:00)

定休日

日・祝

連絡先 011-676-7886
HP なし
SNS

Instagram @univers.s.2019

manaponoの輪~ 欧風菓子MONT・JELIさん

manaponoの輪~欧風菓子MONT・JELIさん

このコーナーでは、今平さんがオススメするmanapono仲間をご紹介♪

~紹介するお店~

創業90年のお菓子屋さん

欧風菓子MONT・JELI

>>”モンジェリ”さんHP

~推薦コメント~

お家にもあるような

普通の材料で丁寧につくられた

自然で優しいお菓子を販売しています。

150円で食べられるシュークリームは

その値段にそぐわない美味しさ。

ぜひお試しあれ♪

インタビューを終えて

実は編集部の私・坂田は学生時代にしていた結婚式場でのアルバイトで今平シェフにお世話になっておりました。

調理中は厳しくキッチン内の監督を行うのに対して、調理が終わるや否や優しさや素敵な笑顔を見せる今平シェフにファンのような憧れをいだいていた私。

お話ししたいと思いながらも、延々と話しかけるタイミングを探るばかり。

そのタイミングがあっても、そのオーラに緊張して言葉を失っていました(笑)

そうこうしているうちに今平さんは会場を去り、私も学校を卒業して2年後に現在の仕事に就きました。

 

「BUZZ CAFE」さんからご紹介を受けてから、

「あの今平シェフと仕事で関われる日が来るかもしれない!!!」

と興奮気味に盛大に緊張しながら電話を掛ける私。

しかし、以前お世話になっていたことをお伝えし、名前を述べてもピンときていないご様子の今平さん。

 

きっと忘れられているんだろうな….。

と弱気になりながらランチを食べにお店にお邪魔すると…

「あー!覚えてるよ!よく来たね!!」

と、今平さんは素敵な笑顔で迎えて下さいました。

最高に嬉しかったです。

 

取材を承諾することはあまりないという今平シェフが、今回manaponoの取材を受けて下さったのは、そんな昔のご縁があってこそ。

お世話になった方と今の仕事で繋がることが、こんなに嬉しいことだとは思いませんでした。

また、自分の大好きな人達を連れてお店にお邪魔するのが楽しみです(^^)

皆さんもぜひ、今平シェフの洋食を食べにいってください!

幸せな気持ちになること間違いなしです!!!

manapono編集部 坂田

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