谷口めぐみ農園

皆さんは野菜を買うとき、何に着目して選んでいますか?

見た目?値段?お店?産地?有機かどうか?

その野菜をつくった農家さんがどんな人なのか、どのように作っているのか

がわかれば、それが一番大事な判断基準になるかもしれないですよね!

 

今回は、issue店主、柴田アリサさんにご紹介いただいた

札幌市西区の農家さん「谷口めぐみ農園」の谷口めぐみさんにお話しを伺いました!

取材はめぐみさんのビニールハウスの中で行っちゃいました♪♪

小別沢と当別。それぞれの特色を生かして。

我われがお邪魔したのは、谷口さんの札幌市西区小別沢にある農園でした。

市内中心部から車で20分も走れば到着できる場所にあります。

こんな身近に、空気がきれいで、美味しい水が流れる場所があるなんて!

車から降りた瞬間に、空気の美味しさに驚きました。

 

谷口さんは、道内2ヵ所で農業に取り組まれています。

小別沢では、減農薬で小松菜やトウモロコシを

当別町では、無農薬、無化学肥料でアスパラを

心を込めて育て、お客様にお届けしています。

 

この日ハウスで見た小松菜は春撒きのものですが

冬から春にかけては、北海道の冬の寒さを耐え抜いた越冬小松菜が育ちます!

加温していないハウスの中で育つので、何度も凍っては糖分で復活を繰り返した生命力たっぷりの小松菜

(issueの柴田さんは、ケーキに使ったりもするそうですよ!)

 

越冬小松菜以外にはとうもろこしや約80種類の野菜も栽培。

下の写真は、2018年の夏に販売されていた、白いトウモロコシ〈雪の妖精〉

異常気象にも負けず、大きく育ったトウモロコシ。

採れたてにかぶりつきたいですね….!

 

当別町の畑では生でも食べられるアスパラガスを栽培!

(5月上旬~6月の出荷)

少量しか育てていないので、とても貴重なんだとか!

種からつくると、苗を植えてから3年ぐらいは収穫できないアスパラ。

長い時間をかけて養分を集め、ようやく実になります(^^)

予約販売開始早々にすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。

発信する農家

直接お客様に届けることをモットーにされている谷口さんは、

SNS上での情報発信を欠かしません。

ひとたび野菜の先行予約を告知すると、お客様からは「待ってました!」の声の嵐!!

一度食べるとその美味しさに感動し、みなさん旬の野菜の出荷を待ちわびているご様子です(^^)

 

野菜の販売以外にも、「お客様とのつながり」を大切にされている谷口さん。

暖かくなると、農園内では参加型のイベントを開催しています。

直近ではハーブテラスでの収穫体験を企画予定とのこと。

こうしたイベントを通して谷口さんと仲良くなると、作り手への信頼が深まり、お野菜への愛着も深まりますよね。

調理するときも、食べるときも、いつもより野菜への感謝が増しそうです♪

 

谷口めぐみ農園の野菜を食べてみたい!と思われた方!

(もちろん私も!ww)

手に入れる方法は2つあります。

 

○直売所

7月中旬から10月にかけて、小別沢の直売所にて買うことができます。

直売所で目で見て選ぶと、どんな料理にしようかな~?とアイディアが広がりそう!

 

○オンラインストア

オンラインストアで野菜を注文することも可能です。

遠方の方にとって、嬉しいサービスですね!

予約注文も可能なので、ぜひご活用ください。

Megumi Farm Store

 

直売所のは7月中旬に始まりますので、皆様お忘れなく!

最新の情報は谷口さんのInstagramで確認できます。

気になる方はぜひチェックしてくださいね!

生きがいと生業を共存させたい

谷口さんは、お母さんの畑を見ていてあることに気づき

現在の「自ら発信するスタイル」にたどり着いたと言います。

 

畑が当別町の山奥にあったため、効率重視で近代的な農法の情報はあまり入ってこず…

昔ながらの農法しか知らないお母さまは、結果的に「自然農」に近い状態でアスパラを育てていたそうです。

 

そして、市場での無農薬野菜の価値を知らぬまま、普通の野菜と同じように販売している姿を見て、

これは勿体ない!!と感じた谷口さん。

本来の価値が伝わる工夫をしたいと考えられたそうです。

 

一般的なスタイルだと、

農協に納品した後、野菜たちがどうなるかは農家の方々には見えません。

どんな料理になり、誰の口に入ったかはわからないし、

消費者の声が農家さんに届くことはありません。

もちろん、消費者側も野菜の奥にある農家さんの想いや苦労を知ることができない…。

 

せっかくやるなら、野菜の価値や、作り手の思いを知ってもらいたい!

と考え、発信することやオンラインストアに着手したことで、

こんな嬉しい変化が起きたと言います。

 

「こういった野菜を求めている人は沢山いるんだなあと気づきました。

私自身も、自分で値段が決められる喜びがありますし、

その野菜を喜んでくれる直接の声が届くのはやっぱり嬉しいです。」

 

どれだけ農業が好きでも、

せっかく一生懸命野菜を育てても、

生業として成り立たなければ、続けてはいけません。

 

自分で値段を決めることで、生業となり

お客様との繋がりによって、自分の仕事の価値を感じながら野菜づくりに励める。

そんな農業のあり方って、とても素敵だし、心から応援したいですよね!

谷口さんのお野菜は、だからこそ、イキイキとしたエネルギーに溢れているのだと感じました。

インフォメーション

直売所住所

札幌市西区小別沢105

営業時間

7:00  ~ 17:00(7月中旬~10月)

オンラインストア https://megumi-farm.stores.jp/
SNS

Instagram

Facebook

 

manaponoの輪~momsconeさん

manaponoの輪~momscone

このコーナーでは、谷口さんがオススメするmanapono仲間をご紹介♪

~紹介するお店~

からだにやさしい食材でつくる、ママのスコーン

momscone

 

>>”momscone”さんのHP

~推薦コメント~

卵とバター は使用せず

北海道産小麦、有機無調整豆乳、菜種油、

洗双糖、ゲランドの塩、

アルミフリーベーキングパウダーなど

子供にも安心の材料で

多種多様なフレーバーが楽しめる

スコーン専門店です。

インタビューを終えて

これまでmanaponoの活動を通して私が感じるのは

自然派の作物や料理はコストが高く、何倍も手間がかかるのに対して

その価値を正しく理解している方は少ないということ。

そんな状況の中で、その方の活動を必要としている方、喜んでくれる方との出会いは

その方にとって大きな力になっているように感じます。

 

直接の出会いや繋がりがつくりにくい農家の方々も

谷口さんのようにご自身の価値に気付けるようになっていくといいなあと考えさせられる取材となりました。

そして私にもそんなお手伝いができたら嬉しいなあと、思いました。

 

manaponoの活動が、お手伝いの一つになれば嬉しいです♪

manapono編集部 坂田

 

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