“エクストラバージンオイルはからだにいい油”
そのように知られているオリーブオイルですが…
日本で流通しているオリーブオイルのほとんどは、現地の品質とは別物だということをご存知でしょうか?
オリーブオイルの本場・イタリアから遠く離れたここ日本でも、現地の品質に限りなく近い状態のものを知って・楽しんで欲しい!
そんな想いから、多くの苦労と時間をかけて“ほんとうに良質なオリーブオイル”を販売する「オリーブオイル市場」さんをご紹介します!
目次
本物のオリーブオイル
「オリーブオイル市場」さんでは、オリーブオイルの本場・イタリアで生産された15~20種類ほどのオイルを取り扱っています。
代表の松村成師さんはイタリアのオリーブ生産地まで足を運び、
オリーブの実を実際に目で見て、搾りたてのオリーブオイルを味見して選定していくんだそう。
オリーブオイル市場さんで取り扱うオリーブオイルは酸化を最小限に抑えた鮮度の良いものばかり。
スーパーで買えるような市販のオリーブオイルのほとんどは船に乗ってヨーロッパから運ばれます。
数ヵ月の時間がかかる上に、
赤道付近の温かい地域を通って運ばれる間にすっかり酸化してしまい、
本来の香りや味わいが落ちてしまいがちです。
(オリーブオイルは28度以上の温度で酸化が始まってしまいます。)
松村さんが輸入において、こだわりを持つのがオリーブオイルの鮮度!
出荷直前にボトリングされたオイル達を運ぶのは、船ではなく飛行機です。
・移動時間を短くできること
・品質維持に最適な18度前後の温度を保てること
・揺れが少ないこと
これら3つの特徴がオリーブオイルの品質を保つための重要なポイントで、
これのおかげでオイルの酸化を防ぎ、本場・イタリアと全く同じ最高の品質・香り・味わいを楽しむことができるようになります。
加えて、松村さんは自分のお店を持っていた元イタリアンのシェフ!
それも、本場・イタリアで修行を積んだ本格イタリアンのシェフです☆
当然、オリーブオイルの知識だけでなく、お料理の知識も豊富な松村さんは、両方の知識を組み合わせて提案をしてくれます。
「野菜は生野菜と温野菜どちらの方がお好きですか?」
「和食と洋食の比率はどのくらいですか?」
「魚と肉ならどちらをよく召し上がりますか?」
など、お客さんの食生活を詳しくヒアリングすることで、その人にとって最も使いやすいオリーブオイルを見つけ出すことができるんだそう。
ワインの様に、オリーブの種類や加工法によって全く異なる香りをもつオイル達。
オリーブオイルとお料理に詳しいスタッフのアドバイスは消費者である私たちには有難い手助けです♪
私も友人のプレゼントを選ぶときにすごく助けられました!
受け取ってくれた友人はその日に振る舞ってくれた料理に早速使ってくれました♪
生野菜にかけたオリーブオイルは、一瞬にして口の中を香りでいっぱいにしてくれて、後味はとってもすっきり。
あんなにオリーブの瑞々しさを感じるオイルは初めてでした!
お塩とオイルだけで、野菜を十二分に楽しめてしまうほど、香り高かったです。
とは言え、私の言葉だけではその美味しさのすべてをお伝えすることは到底できませんので、
みなさん!ぜひ店頭まで足を運んでみてください。
その香りの広がり方・フレッシュな味わいに、きっと感動するはずです!
数々の苦悩を乗り越えて
松村さんは、札幌で輸入オリーブオイルの専門店を始めるに至るまで、数々の苦悩があったと話します。
元イタリアンシェフという経歴をもつ松村さんは昔税理士として働くサラリーマンでした。
職場や業界でのあらゆる問題によって、精神的なダメージを負ってしまった松村さんは24歳で退社。
その後、シェフになるという小さい頃からの夢を叶えるべく、イタリアンを学ぶため現地への移住を決意します。
帰国して札幌で自分のお店をオープンするも、不景気の影響で経営は深刻な状況に。
自殺も考える程に悩んだ松村さんでしたが、
「死ぬなんていつでもできる!もう一度頑張ってみよう!」
と新たな出発のために、お店を閉めることに。
閉店が決まり、これまで一度も話したことのなかった常連さん達にお礼のご挨拶をして回ったときのこと。
毎日遅くまで半開きのシャッターから漏れる灯りを目にしていたお客様からこんな言葉をもらいます。
松村くんがこれまでどんな想いで料理を作ってくれていたか、知っているよ。ありがとう。
これを聞いた松村さんは、救われる想いだったと話します。
今まで僕がやっていたことは、皆さんの人生の一部だったんだ!
と気づいた松村さんは、今後もお客様の人生の一部となるような仕事がしたいと考えます。
そこでたどり着いたのが、イタリアでの修行を通して最も感動した食材である「オリーブオイル」の輸入でした。
その事業について常連さんに話した松村さん。
なんと常連さんの中には、中小企業の支援を行っている方が!
創業準備を無料で手厚くサポートしてくれたと、松村さんは有難そうにお話していました。
一生懸命に経営していたレストラン時代の常連さんの励ましや応援もあり、
「オリーブオイル市場」さんは晴れて2010年にオープンを迎えました。
とはいっても、当時は250mlのオリーブオイルが200円程で売られていた時代。
250ml ¥2,500の本物のオリーブオイルを販売することは決して簡単なことではありませんでした。
しかし、松村さんの堅実な努力と工夫、そして品質へのこだわりが段々と周りに評価され、今年で10年目を迎えます。
現在では、全国各地の星付きレストランとお取引されてるんだそうです。
本当に良質なものを使うことの大切さ
これを理解してもらった上で、オリーブオイルによって多くの人に幸せを届けたい!
松村さんは、そんな想いで今日も毎日笑顔で活動されています。
仕事において人との繋がりを一番に大切にする方。
そんな松村さんが、味だけでなく生産者の人柄も重視して選び、大切に運んだオリーブオイルは、本当に格別です。
皆さんにもぜひ一度味わって欲しいです!
もう普通のオリーブオイルじゃ満足できなくなってしまうかもしれません…(^^)
松村さんからのメッセージ
マルヤマクラス店の店頭では、すべての商品をお味見いただけます。。
オリーブオイルは、サラダやパスタなどの洋食に使用するイメージが強いと思いますが、
お醤油やお出しを使用した和食との相性も抜群です。
ぜひ本物のオリーブオイルを味わいにいらしてください。
お待ちしております!
株式会社プリモオーリオジャパン
代表取締役 松村 成師
インフォメーション
住所 |
札幌市中央区南1条西27-1-1 マルマヤクラス1F |
営業時間 |
10:00-20:00 |
定休日 |
年中無休 |
連絡先 | 011-676-7780 |
HP | http://oliveoil-ichiba.com/ |
manaponoの輪~マザーズタッチ
このコーナーでは、松村さんがオススメするmanapono仲間をご紹介♪
~紹介するお店~
北海道の自然な素材でつくる
オーダーメイドセーター
マザーズタッチ
~推薦コメント~
北海道産の羊毛を
北海道で採れた草花で自然な色に染め上げ、
毛糸を紡ぐところからつくり上げる
完全オーダーメイドのセーター。
お問い合わせはお電話から。
>> 080-2872-7659
インタビューを終えて
このページには到底書ききれない、本当に沢山のエピソードをお聞きした今回の取材。
正直、文字数全然足りませんでした!(泣)
- 料理専門学校時代の努力
- イタリアでの修行のお話
- 帰国してからレストランオープンまでの出来事
- 「オリーブオイル市場」開店後の苦悩
などなど、波乱万丈で感動的な松村さんのこれまでの物語。
皆さんにお伝えしたいばかりでしたが、今回はオリーブオイルの良さが伝わるような内容に仕上げるためにカットしてしまいました….
常に挑戦的で、打たれても打たれても戦い続ける松村さんの人生のお話を聞いていると
私も強くなって色々なことにチャレンジしていかなくては!という気持ちでいっぱいになりました!
今回は年明け最初の投稿となりました!
manaponoの取材を通して、多くの経験をお聞きする機会をいただけるのは、とても嬉しいことです。
だからこそ、記事を書く時は取材を受けて下さった方を思い浮かべて、心を込めて書いていきます。
そんな記事を多くの方に褒めていただき嬉しい気持ちで年を越すことができました!
読者の皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。
2020年も、素敵な方との出会いを楽しみに笑顔で取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願い致します☆
manapono編集部 坂田