「自然派情報サイトに酒屋さんの紹介って…?」
と意外性を感じる方も多いかもしれません。
米屋 Bey-Bey & cafe HIH”INO の右川さんから銘酒の裕多加さんをご紹介された時、私もそう感じました。
ところが、取材に行くと嬉しい発見が!
銘酒の裕多加さんは、お酒を通して豊かな暮らしを手作りするきっかけをくれるお店だったのです♪♪
今回は“お酒で社会を良くしたい” 明治34年(1901年)創業の歴史ある酒屋さん「銘酒の裕多加」さんへ取材に伺いました!
お応えいただいたのは銘酒の裕多加 専務取締役 熊田 理恵さんと、ゆたかな暮らし担当 Rickyさんです!
目次
人とお酒のマッチング
熊田さんの名前にちなんだ熊のキャラクターが描かれた看板の下。
店内に進む扉を開くと、元気の良いスタッフが「いらっしゃいませ!」と笑顔のお出迎え。
その笑顔からお酒を売るときにはどういった接客を心掛けているのか気になり伺ってみると、
「物を売っている感覚はありません。」
と答える熊田さん。
どういうことか尋ねると、
「例えば日本酒を飲みなれていない方の一本を選ぶとき、それはその人が日本酒を好きになるかどうかの瀬戸際にいるということになるので、お酒を選ぶスタッフは責任重大です。
その人がそれを飲むときには何かつまみながら飲むのか、そうでないのか、つまむとしたらそれはどんなものなのか、どんな場面で飲むのかなど一見関係ないように思えることまで伺った上で、その人に合ったものを本気で考え、お勧めしています。」
とおっしゃいました。
症状を聞いて処方箋を出す医者のように、その人それぞれの特性に合うお酒を選んでいく。
これが裕多加さん流の接客です。
お酒に詳しくない方にも行ってみてほしい理由ですね♪♪
詳しい人でも、普通だったら聞けないような酒蔵の裏話や、知らなかった自分の新しい好みを発見することができるので、さらにお酒を好きになること間違いなしです!
加えて、裕多加さんで働くスタッフは、ニコニコ笑顔で元気いっぱいな方ばかり!
店内には撮影をする10分程しか滞在することができませんでしたが、そんな短時間でも自然と笑顔が伝染していくような明るい雰囲気が店内いっぱいに広がっていました。
帰る頃には「また来たいな」と思ってしまう、温かいお店です。
つくった人の顔が見えるお酒
専務取締役の熊田理恵さんは、オリジナル日本酒のプロデュースもされています。
新十津川町の 新井 隆之さんが育てたお米「吟風」を札幌唯一の酒蔵「日本清酒」 の市澤 智子 杜氏が醸したお酒 “ヒトツメ” は人の輪を広げたいという熊田さんの想いから生まれました。
お米を育てる人、そのお米でお酒を醸す人、そのお酒を販売する人、そのお酒を提供する人がお互いにつながることで、そのお酒にはより多くの心がこもります。
そんな沢山の人の“心”がつまった “ヒトツメ”。
「飲むと気がづけば心がほっこりするような、心の薬となって関わった人を元気にするお酒になればいいなと思ってつくりました」
と、熊田さんは笑顔で語られました。
産地やつくり方だけではなく、造っている人達の“顔”がそのお酒の特徴となって飲む人にこれまでとは別の新しい「楽しみ」を加えた“ヒトツメ”。
どうですか、飲んでみたくなってきたんじゃありませんか…?(^^)笑
2019年4月には2018年の秋に収穫されたお米でできた “ヒトツメ2018” が発売されます!
気になる方は是非一度お試しを!☆
Facebookでは「顔が見えるお酒プロジェクト」として、ヒトツメが出来ていく過程やそれに関わる人などをリアルタイムで配信されています。
お米ができて、お酒になって、店頭に並ぶまで、どれだけの手間と時間がかけられているのか、どれだけ関係者の想いが込められているのかを知ることができます。
これを見てから飲めたら、きっとお酒がもっと好きになるはずですね!
ラベルは当時5歳だった息子さんの字を使用して温かみのあるものに仕上げ、余白を多くとり、のむ人やプレゼントする人が自由に書き込めるようなデザインになっています。
こんなところでも、人と人との繋がりを意識されているんですね♪
熊田さん・Rickyさんからのメッセージ
“manaponoってどんなサイト?”
を読んで、まさに私だ❗と思いました(笑)
娘のアトピー、アレルギーをきっかけに、以前にも増して『衣食住』と向き合うようになりました。
読者の皆様の中には、同じような方がいらっしゃるのではないかと…、manaponoでは、仲間との出会いもありそうですね(^^)
さて、銘酒の裕多加は
キッズコーナーを設けたり、ベビーカーでもお買い物して頂けるよう、商品の配置を心がけております。
子連れにも優しい酒屋でありたい😊
『ここにこんなモノあったらいいのにぃ~』と、何かお気付きの点や、オススメのものがあったら教えて頂けたら嬉しいです♫
お気軽にご来店、スタッフにお声がけください☺️
「銘酒の裕多加」専務取締役
熊田 理恵(写真右)
Ricky(写真左)
インフォメーション
住所 |
〒001-0025 北海道札幌市北区北25条西15丁目4-13 |
駐車場 | 完備 |
営業時間 |
月〜土 10:00~20:00 日・祝 10:00〜19:00 |
定休日 | なし |
TEL | 011(716) 5174 |
HP | https://www.yutaka1.com/index.html |
このコーナーでは、銘酒の裕多加さんがオススメするmanapono仲間をご紹介♪
~紹介する方~
西区二十四軒にあるメープルシロップ専門店
GAGNON(ギャニオン)
~推薦コメント~
お店にはそれぞれ風味の違う3種類のメープルシロップと
それを使用したコンフィチュールやキャラメルなど
パンや料理に最適なアイテムが数多くそろえられています。
桑園にはギャニオンのメープルシロップを
ふんだんに使用した料理を提供するカフェも!
カナダの雰囲気を味わえますよ♪
インタビューを終えて
叔母夫婦の影響でつい最近、日本酒に興味を持ち始めた私ですが、勧められたものを美味しく飲めるというだけで、詳しいことは全くわかりません。
そんな私でも気軽に訪ねていける裕多加さん。
お祝いの際に渡せる物の選択肢が一つ増え、嬉しいです!
何より、裕多加さんとの出会いを通してお酒が身近なものになり、
お酒を“飲みに行く”のではなく“買いに行く”ということをしてみたいと思えるようになりました。
これからは自分の身体のため・楽しみのために、お酒を生活の中に取り込めていけたら素敵だなあと思います。
“良いものを少しだけ”という感じで、今の生活をより豊かにするものとして♪♪
酒蔵についての裏話や知らなかった自分の好みなど、今までにない発見を得ることができ、お酒好きの方も、そうでない方もその場所にいること自体を楽しめるお店です。
スタッフの皆さんと直接お話をして元気をもらいながら、皆さんにも楽しく自分の好みのお酒たちに出会ってほしいです♪
manapono編集部 坂田