2018年11月にオープンした、円山の小さなお菓子屋さん、「issue」さん。
乳製品・卵・小麦粉・白い砂糖 不使用なのに、しっかりおいしい!
まるで魔法みたいなお菓子。
今までにない発想でお菓子を作られている「issue」さんがどんな想いでお菓子を作られているのかを探りに、店主の柴田アリサさんにお話を伺いました!
目次
乳製品・卵・小麦粉・白い砂糖 フリーで作る
issueさんのつくるお菓子は可愛いものばかり。
そして、その全ては乳製品・卵・小麦粉・白い砂糖不使用で作られています。
イチゴの上にかかった、白いクリームは豆乳のホイップクリーム。
甘みにはメープルシロップなどを使い、小麦粉の代わりに特別栽培米ゆめぴりかの米粉を使用。
他にも無農薬の菜種油を使っていたり、果物もできるだけ道産のものにこだわっています。
以前、海外でグルテンフリーのお菓子を食べたことがありますが、味気なく食感も固かったので、issueさんのお菓子を食べて、こんな優しい“幸福感”を味わえたことに本当に驚きでした。
そのせいか、私は食べるたびに原材料表示を凝視してしまいます。
疑っているわけじゃないですよ(^^;
なんでこんなに美味しいの~!?と、気になってしまうんです。笑
「食材で隠すことは一切ないです。」
という言葉の通り、原材料表示は細かく記されていて、よくわからないカタカナ名の材料も入っていないので、お子さんや友人、家族など大切な人にプレゼントする時にも安心ですね♪
地産地消にも力を入れていると思うと、道産子として応援したくなってしまいます!
「おいしい」を分かち合えるお菓子
誰かと何かを食べるとき。
一緒に「おいしいね」と笑えるだけで、より楽しくその時間を過ごすことができますよね。
しかし世界には、様々な理由で食べるもの・食べられるものが限られている人も沢山いらっしゃいます。
issueさんのお菓子はそのような方々とも一緒に「おいしい」を分かち合うことのできるお菓子です。
issueさんの会社概要(㈱Tresure in stomach)にはこのような言葉がありました。
“人々の健康状態や宗教や信条によらず、できるだけ多くの人が安心して食べられるものを提案することで、「おいしい」の共通体験を増やし、いろいろな境遇の人たちが、優しくお互いを認め合える社会を目指しています。”
お菓子を通してよりよい社会づくりを目指すissueさん。
“issue”という店名にもその想いが表れています。
(※issue=多くの人に影響する話題、社会的な課題 という意味です。)
issueさんでは、より多くの人々に「食の知識をつけた上で何を食べるかを自分で判断してほしい」という考えから「お菓子学教室」という料理教室も定期的に開かれています。
お菓子の作り方だけでなく、お菓子についての知るべき知識も一緒に学べる教室です。
お菓子も食べれるし、作り方もわかっちゃうし、勉強にもなる。
とっても充実した2時間になりそうです♪
コチラの「sweets lesson」から最新の教室情報をご確認ください(^^)
issueさんでは可愛いギフトラッピングやバースデーケーキのオーダーも受けられております。
一度お店に行かれたことのある方はわかるかもしれませんが、柴田さんのDIYで出来上がった内装は本当にお洒落で女の子が喜ぶボタニカルな雰囲気に仕上がっています。
そんなセンス抜群の柴田さんのラッピング・トッピングなので、きっと素敵に出来上がるはずですよ♪
お子さんの記念日やお土産等にぜひ利用してみて下さい☆
お菓子工房ではなくお菓子“ラボ”
ご自身が元々アレルギー体質であったこと。
ご実家が札幌市内の住宅街で自給自足の生活をしていたこと。
お祖父さまがドイツ人で小さな頃から海外の食文化に触れていたこと。
小さな頃からお菓子作りが大好きだったこと。
学生時代のアルバイト先が本格的なフランス菓子のお店だったこと。
あらゆる理由が重なって、大学時代にアレルギー体質でも食べられるお菓子の科学的な研究を始めた柴田さん。
その研究の響きは、“料理”ではなく、もはや“実験”。
物理学科だったにも関わらず薬学部で研究を進めたり、アルバイト先のトップパティシエに試食してもらったり、クリエイティブに研究を進られ、次々にレシピを完成されました。
今もその“実験”は続いています。
季節ごとに変わる旬な材料や企業の方々とのコラボによって生まれる、新しいお菓子たち。
これからも、issueさんのお菓子“ラボ”で生まれる、おいしいお菓子の誕生が楽しみです♪♪
柴田さんからのメッセージ
アレルギーや健康上の理由で食の制限がある人も、そうでない人も、みんなが「おいしい!」と思える、お菓子作りを目指しています。
ライフスタイルや選択肢が多様化する今だからこそ、どんな食べ物が自分にあっているのか、issueのお菓子をきっかけに考えてもらえると嬉しいです!
デコレーションケーキや生菓子も、これからどんどん作って行くので、ぜひお店に一度遊びにいらしてください!
お会いできるのを楽しみに、お待ちしております!
issue 店長 柴田 アリサ
インフォメーション
住所 |
〒064-0806 北海道札幌市中央区南6条西23丁目4−26 |
駐車場 | 1台 |
営業時間 |
11時〜17時(水曜木曜のみ12時~) ※売り切れ次第終了(Instagramで確認できます) |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
連絡先 |
090-2074-1990 |
@arisa_no_gohan 営業日や最新情報などは全てこちらからご確認いただけます☆ |
このコーナーでは、柴田アリサさんがオススメするmanapono仲間をご紹介♪
~紹介する方~
札幌市西区にある化学肥料、農薬を使わない
谷口めぐみ農園
~推薦コメント~
こだわりをもって営まれている農園です。
谷口さんの農園で採れたあまーい越冬小松菜は絶品!
谷口めぐみ農園×issueの
コラボスイーツも企画中です!
インタビューを終えて
ただおいしいだけでなく、社会を考えるきっかけとなるお菓子。
「どうして乳製品・卵・小麦粉・白い砂糖を使わずに作っているのか」
「なぜこのようなお菓子を必要としている人がいるのか」
そういった疑問をissueさんのお菓子との出会いを通して持ってもらえたらなあ、と編集をしながら考えていました。
皆さんも一度、issueさんのお菓子を手に取ってみてください(^^♪
manapono編集部 坂田